イエナプランとは?

 

イエナプランとは、学年や教室の壁を取っ払う教育手法です。

オランダのイエナ大学で行われたのが名前の由来です。その教育手法が日本でも注目されています。

イエナプランの特徴

 

イエナプランの特徴は大きく3つあります。

  1. 異なる学年の子どもで学び合う
  2. 教科の境がない
  3. 先生と保護者も参加する

 

1. 異なる学年の子どもで学び合う

日本の学校だと、学年ごとにカリキュラムが構成されていて、同学年の生徒たちで学習をします。

しかしイエナプランでは、学年の異なる子ども同士で学び合います。年上の子どもが年下の子どもに何かを教えたり、またその逆もあります。多様な年齢や人との関わりで、子どもたちは社会性を身に付けることができます。

むしろ同学年内だけでの学びが不自然なのかもしれません。なぜなら、社会に出た時には、多くは年齢の異なる人と仕事をしたり、趣味を楽しんだりしますよね。異学年の子ども同士で学び合うことは、立派な社会に出るための準備になるかもしれません。

 

2. 教科の境がない

楽器の音色は、日本では音楽という教科で学びますが、イエナプランではそれを理科として扱い音の物理的な側面を学習します。また、その音階を絵の具で色をつけたりモノで表したりするなど、美術の勉強とも結びつけます。このように、ある教科内だけの学習に留めることをせず、自由な発想で創造力を高めることが期待できます。

そこには物理的な教室も存在しません。必要であれば建物の外に出たり、中で絵を描いたりと、目的に応じて場所を選択できるのも特徴の1つです。

そもそも教科という枠組みは、教える側の都合が大きいです。1つの教科としてまとまっていれば、体系的に、効率よく教えやすいのです。しかし、現実の問題を解決する時には、1つの教科の知識では解決できない場面がほとんどです。イエナプランでは、より日常的、現実的な問題や課題を解決するためのトレーニングになるのです。

 

3. 先生と保護者も参加する

 

イエナプランには、先生や大人は万能という考え方はありません。子どもの自由な発想や行動を重視します。大人が知っていることは、一時代前の知見です。これからの時代を生きるためにはその知見では生きていけません。むしろ、先生や大人も子どもと一緒に学ぶ、子どもから学ぶというスタンスが、イエナプランの基本姿勢です。

とは言っても、カリキュラムが全くないわけではありません。先生方は対話を通してカリキュラムや、ルール・原則を策定します。それらは、子どもの好奇心、能動的で幸福な人を育てることを目的としています。

大人が子どもの上に立つという考え方ではなく、子ども未来を思って、どこまで子どもを信頼できるかが重要なポイントです。

 

 

イエナプランは万能か?

 

どの教育手法も万能なものは1つもありません。イエナプランも然りです。〇〇教育というのはそれ自体が優秀なのではなく、それらを環境に合わせて組み合わせて導入するから優秀なものになるのです。

手法だけの真似は、絶対に失敗します。手法の背景にある考え方を理解し、文化にすることが目的です。

その時代や土地柄、国民性に合わせたものを対話を通して構築し、教育の設計をしていくことが最も大切なことなのです。

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