教員
・うつになってしまった…
・教員から別の職業に転職したい
・でも方法が分からない
ブラックな労働環境でうつになる先生も少なくありません。うつ病をきっかけに転職を考える教員が増えています。教員のうつ病、転職の方法についてまとめました。
・教員のうつ病患者は増えてきている。
・転職をしてうつ病が治る可能性が大きい。
・教員は様々な職種に転職が可能。まずは情報収集から。
目次
うつ病になる教員は増えている
先生
教員のうつ病は増えてきています。平成29年度公立学校教職員の人事行政状況調査によると教職員の精神疾患による病気休職者数はおよそ5000人。前年度よりも100人ほど増えています。この5000人というのは、申告者の人数です。申告していないうつ病の先生、うつ病の自覚がない先生、うつ病予備軍の先生を含めたらもっと多くなるでしょう。
うつ病になる主な原因は
- 労働時間が長すぎる(7時-20時はふつう、土日も部活動)
- 業務内容が多すぎる(数々の〇〇教育が導入されている)
- 保護者対応によるストレス(モンスターペアレンツの激化)
要は、時間と心に余裕がなくなってきているのです。
転職希望の先生は増えている
うつ病の教員が増えてきている一方で、教員の離職率は1%以下とかなり低いのです(平成28年度地方公務員の退職状況等調査)。一般企業の離職率がおよそ15%ですので、教員がいかに転職をしない職種なのかが分かります。
しかし、現職教員の方はこのように教えてくれました。
今まで教員一筋で10年以上キャリアを積み上げてきましたが、家族との時間を確保するために他の職種に転職したい。しかし、今の自分のスキルで教員以外の職種に転職できるか分からない。自信がない。
公立中学校教諭 男性 34歳
今でこそ転職する教員は増えていますが、依然として転職したいけど方法が分からない教員が多いのです。
うつ病の教員の転職可能性
先生
うつ病だったけど教員から転職をした後、うつ病が治った人はいます。その人は、教員とは全く関係ない職種に転職していました。
先ほど挙げたうつ病の原因は
- 労働時間が長すぎる(7時-20時はふつう、土日も部活動)
- 業務内容が多すぎる(数々の〇〇教育が導入されている)
- 保護者対応によるストレス(モンスターペアレンツの激化)
でした。これらが解消されたからですね。
もちろん、どんな職種にもストレスは付き物です。売り上げ目標や顧客対応、社内の人間関係は少なからずストレスになります。
しかし、教員と違うところは
- 定時で帰れる
- 土日に休みが取れる
これが精神的なストレスを緩和するのでしょうね。
うつ病は履歴書や面接で伝えるべき?
結論を言うと、伝えなくていいでしょう。
なぜなら、学校という環境で発症したからです。
転職すれば定時で帰れる、土日が休み、体調が悪い日は休めるという安心感からうつ病は治る可能性は大きいです。
ただし、転職エージェントを利用する際には、エージェントには伝えておいてもいいと思います。
勤務時間などの職場環境も考慮して求人を提供してもらえます。
転職活動は何から始めればいい?
まずは情報収集から始めましょう。以下の業界に転職を考える人が多いです。
- 教材の知識を活かして出版社
- 教務力を活かして塾業界
- カウンセリング力を活かして人材会社
しかし、IT、Web、ベンチャー、金融、福利厚生など様々な業界に転職した教員もいます。
まずは転職サイトやエージェントを利用して情報収集をするところから始めるといいでしょう。
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