2020年に小学校でプログラミングが必修化されます。
保護者の間でもプログラミング教育について関心が高まっています。
今回は職業としてのプログラマーについて考察し、どのように子どもにプログラミングを学習させるべきかを紹介していきます。
目次
プログラマーは稼げる?
小学5年生の保護者(38歳)
将来稼げる職業として「プログラマー」をよく耳にしますが、本当なのでしょうか?
子どもに勧めようと思っています。
現在の日本では、プログラマーに代表されるIT人材が不足しています。
経済産業省の調査によると2030年には79万人のIT人材が不足するとされています。
この傾向は日本だけでなく、世界的に起こっている事実です。
プログラマーという職業は、世界的にニーズのある職業です。
世界の起業家や富豪たちもかつては優秀なプログラマーだった人が多いです。
世界一の資産家であるAmazonのジェフ・ベゾス氏は、高校時代からプログラミングを学習していました。
マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏は、中学生の時からプログラミングを始めて、高校生の時には会社を立ち上げていました。
ホリエモンこと堀江貴文 氏も中学生の時にプログラミングを始め、東京大学在学中に主にウェブページ制作を請負する「有限会社オン・ザ・エッヂ」という会社を立ち上げました。
世界で稼いでいる人たちはITリテラシーに長けている人ばかりで、プログラミングを習得している人がほとんどです。
プログラミングは、稼ぐための必須スキルと言っても過言ではありません。
学校のプログラミング学習だけで十分?
小学2年生の保護者(37歳)
小学校で2020年からプログラミングが必修化されるそうで。
学校の勉強にしっかりついていけば、プログラマーになれますか?
2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。
ここで気をつけなければならないことが2点あります。
- 「必修化」であり、「教科化」ではない
- 「プログラミング的思考」の育成をする
1. 「必修化」であり、「教科化」ではない
英語のように「教科化」されるわけではありません。
英語の場合、週に〇〇時間というように学年に応じて授業時数が定められますが、プログラミングではそれが定められていません。
英語の場合は専門家、もしくは研修を受けた教諭が指導にあたりますが、プログラミングは専門家ではない先生が指導にあたります。
2. 「プログラミング的思考」の育成をする
プログラミングというと、コードを書いたりアプリを作ったりすることをイメージされるかもしれませんが、小学校では「プログラミング的思考」を育成することが目指されています。
「プログラミング的思考」とは、プログラミングを行う時に用いる考え方のことです。
これを各教科の学習の中に取り入れます。
例えば、理科の水溶液の学習で、条件を分岐する考え方を学びます。
算数の多角形の学習で、性質を抽象化する考え方を学びます。
このような学校の学習だけでは、到底プログラマーを目指すことはできません。
自分の子どもをプログラマーに育てたいなら、プログラミング教室に通わせることも考えなければなりません。
注目の習い事はプログラミング教室
このような社会的な背景から、プログラミングは最も注目される習い事になりつつあります。
2019年もさせたい習い事ランキングで1位となっています。
では、どんな教室を選んだらよいのでしょうか?
①初心者向け教室
まだプログラミングに触れたことがない人は、「初心者向け教室」から通いましょう。
「Scratch」のような初心者向けのプログラミング学習ソフトを利用してプログラミングを基礎から学習します。
家にPCがなくてPCに不慣れな人もここから始めれば問題ありません。
②ロボットプログラミング教室
プログラミングは画面越しに作業をしますが、工作感覚でプログラミングを学習できるのが「ロボットプログラミング」です。
自分の作ったコードが、実際のものでどのように動くか確認をすることができます。もともとロボットやマシンが好きな子どもはこちらがオススメです。
③クリエイティブ系教室
すでにPCやスマホ利用になれていたり、好きなサービスがあったり、こんなものを作ってみたい!と思っている人は「クリエイティブ系教室」に通いましょう。
こちらの教室では、アプリ制作などの習得スキルを明確にして学習を行います。
100年時代を生き抜くためにプログラミング学習を!
全員が全員、プログラマーになればいいとは思いませんが、これからの時代に必須のスキルになっていくことは間違いありません。
「英語」が全国民必須のスキルだったのは一時代前です。確かに英語ができなければ就職ができない職種もありました。
「インターネット検索」や「PCのタイピング」も同様です。一昔前には一部の人だけが得意で、今の時代はほとんどの人ができなければならないスキルです。
これからはプログラミングがそのポジションにつきます。
100年時代を生き抜くためには、様々なスキルがあった方がいいのです。
このような時代を生き抜くためにも、プログラミング教育に力を入れてみてはどうでしょうか。
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