学校にはタブレットとノートPCのどちらが適している?

 

学校のICT化のために、タブレット端末とノートPCが導入されています。

これから導入予定の学校も多いかと思います。

 

どちらをどのように導入したらいいのでしょうか?

結論を先に言ってしまうと、

  • 小学校1,2年生:タブレット
  • 小学校3年生〜中学校3年生:タブレット( + ノートPC)
  • 高校1〜3年生:スマホ + ノートPC

です。

 

タブレットとノートPCの種類

学校で導入されているのは以下の種類です。

タブレット

  • iPad(iOS)
  • Androidタブレット(Android)
  • Windowsタブレット(Windows)

 

ノートPC

  • MacBook(Mac OS)
  • ChromeBook(Chrome OS)
  • Windows PC(Windows)

 

タブレットの良さ

タブレット端末(スマホ)の良さ

  • 情報の収集(インプット)に向いている
  • 軽い
  • 安い

このような理由から、簡単に学校のICT化を開始できるのはタブレットならではの良さです。

また、各教科に合ったアプリをダウンロードして、簡単に導入を始められます。

 

ノートPCの良さ

 

タブレットではなく、ノートPCを導入する学校も出てきています。

特に、高校での導入が増えてきています。その理由として、以下のものが挙げられます。

  • 新入試のタイピングに対応するため
  • プログラミング教育を導入するため
  • タブレットの代わりにスマホを利用できるため

キーボードのタイピングスキルは、新入試への対応はもちろんのこと、社会で生きていく上での必須スキルです。

また、プログラミング教育を始める学校が増えています。

タブレットでもプログラミング教育を行うことも可能ですが、ちゃんとコードを入力したりアプリを制作するためには、ノートPCが必要です。

 

 

学校ICTの運用課題

1人1台の利用が理想的ですが、現状は共有利用をしている学校がほとんどです。

学校で30台を共有しているような学校が一般的です。

公立校での1人1台利用できる学校はほとんどありません。

 

さらに、1人1台の利用が許可されている中学校や高等学校で

  • アプリのダウンロードを禁止している
  • 利用できるタイミングは授業中の先生が許可した時だけ

のように理不尽な制限がかかっています。

 

家に帰ればスマホという自分の端末を自由自在に使いこなしている生徒に対して、ここまで制限をかけてはクリエイティブな運用を阻害してしまう一つの要因となってしまいます。

 

また最近では、

「高等学校で共有のタブレットを導入する意味はあるのか?」

という声が出てきています。

なぜなら、タブレットでできることはスマホでできてしまうからです。

 

スマホ利用禁止!という校則さえ変えれば、生徒の持っているスマホを利用できます。

費用なしでICTの導入ができるわけです。

 

都立高校では、スマホの持ち込みが解禁されます。

東京都教委、都立学校へのスマホ持込み解禁

 

目的に合わせた運用を!

学年ごとの導入は以下の導入がオススメです。

  • 小学校1,2年生:タブレット
  • 小学校3年生〜中学校3年生:タブレット( + ノートPC)
  • 高校1〜3年生:スマホ + ノートPC

また、校内でアプリの制限をかけすぎてはクリエイティブな発想は生まれません。

形だけのICT導入の時代は終わりました。

目的に合わせた運用をしたいものです。

ICT教育で先生が把握しておくべき3つのこと

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