現在教員の方の中に、転職はしたいけど何もビジネスのことは分からないし、教員で身につけたスキルなんて一般企業では役に立たないのでは?と思っている現教員の方は多いはず。
ですが、そんなことはありません!教員で身につけたスキルは一般企業でも役に立ちます!
目次
教員が身につけている3つのスキル
教員の日頃の業務で、転職後でも使える3つのスキルが身についています。
- プレゼンテーション
- ファシリテーション
- リスクマネジメント
1. プレゼンテーション
教員は、毎日生徒30-40名に対して授業を行なっています。
この単元内容を習得させるために、どこまで、どの順序で、どのように伝えようかを考えています。
言い換えれば、毎日プレゼンテーションを行なっています。
このような職業は他にあまりありません。何かの講師やセミナー職の人ぐらいです。
毎日の授業で身に付けたこのスキルは、一般企業でも多いに役立ちます。
むしろ、大勢の人の前で話し慣れている人はそう多くありません。
ましてや、相手の表情や反応を見ながら、問いかけの言葉を微調整して集団をコントロールできる教員のこのスキルは、非常に貴重なスキルです。
2. ファシリテーション
ファシリテーションとは、集団の行動や議論を適切な方向に導く力です。
教員は、普段から生徒を導いています。
例えば、教室が汚い時に「ここ掃除して!」ではなく、「皆さんで3つずつゴミを拾いましょう」「過ごしやすくするためにはどうしたらいい?」などのように、具体的にかつ間接的・直接的な言葉を使って集団を動かしています。
また、学級での討論に対して、「これについてはどう思う?」「〇〇とはどういうことですか?」という問いかけを通して、話し合いを適切な方向に導く力があります。
どうやったら人は動いてくれるか?を四六時中考えて実践している教員ならではのスキルです。
このスキルは、どんな職業でも必要です。
相手が1人であろうと100人であろうと、仕事とは人を動かしてなんぼです。
3. リスクマネジメント
実はこのスキルも教員は長けています。
今の時代は保護者からのクレームにかなり慎重に対策や対応をしています。
生徒がテストの点数が低くて帰宅すると保護者から「うちの子だけ不平等を指導をしているのではないか?」と言われてしまいます。
点数が取れなかった子に対してのアフターフォローは欠かしません。
また、いい点数をとった生徒に対して褒めるために頭を撫でても問題になります。
生徒同士のいじめ問題はマニュアル化された対応を行います。
聞き取りの面談では必ず複数の教員で対応します。
そして、対応前後の情報共有を管理職と密にとります。
中には個人プレーで突っ走ってリスクマネジメントできていない先生もいますが、昔より先生たちは組織として行動し、リスクマネジメントスキルが格段に上がってきています。
このスキルは、他の職種に転職してからも必ず役に立ちます。
日頃からプロ意識をもつ
このようなスキルを教員全員が兼ね備えているかというとそうではありません。
やはり意識して日々の業務に望んでいる先生がこれらのスキルの体得は早いですし、深さも違います。
教えるという仕事上のコンテンツは違えど、汎用性のあるこれらのスキルは、どの職業にも言える「プロ意識」を日頃からもてるかどうかで大きく習得速度は変わってきます。
このような意識のあり教員は、どの職業に転職していてもちゃんと活躍することができます。
人生100年時代と言われているからこそ、適切なキャリアやスキルを積み重ねて、自分の人生をより良く設計していきたいものです。
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